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鎌先温泉の宿 「湯主・一條」
仙台市中心部から東北道を経由して40分ほど、白石市中心部から15分ほどの山あいに、「鎌先温泉」という昔ながらの鄙びた温泉街があります。

白石市観光協会曰く。
600年以上も昔、里人が鎌の先で発見したと伝えられる鎌先温泉は、南蔵王不忘山麓の温泉郷です。奥羽の薬湯として知られ、神経痛、手術後の保養などに効果があり、「キズに鎌先」と言われています。

鎌先温泉

「山を走っていたら、突如として数件の宿が集まる集落が現れた」という感じで、時代を一瞬さかのぼってしまったかのような鄙びた山あいの温泉街です。私はそれまで「秘湯巡り」をしたことが無かったのですが、「こういうところを秘湯というのだろうなぁ」と感じました。まだ2度しか行ったことがありませんが、お気に入りの温泉地です。

初めて行ったのは夫が参加した「蔵王マラソン」の帰り道。参加者に無料で配られた「温泉入浴券」で立ち寄ったのがきっかけでした。このときは「木村屋旅館」さんの立ち寄り湯に入りました。そのときに気になっていたのが「湯主・一條」さんの看板。鄙びた宿が建ち並ぶ中で、一軒だけモダンで高級感がある看板を掲げていたのが気になっていました。

その後、機会があり実家の母と夫の3人で泊まりに行きました。
結論として、また泊まってみたい!と思わせる素敵な宿でした。

「湯主・一條」さんの特色は以下の3つに集約されると思われます。
1.歴史
600年の歴史があるということで、古い時代からの名残を感じる宿でありながら、客室は2008年7月にリニューアルされたばかりで新しく、機能的。
鎌先温泉 湯主 一條

2.お料理
大正末期から昭和初期に掛けて建てられた「個室料亭」で頂く料理は「温泉旅館の料理」のレベルを超えて、「お食事そのもの」を頂きに行きたいくらいのクオリティーでした。

自家農園の採れたて野菜、地元・白石の宮城野ポーク、A5ランクの仙台牛などなど、丁寧に選ばれた素材を、丁寧に調理したお料理の数々がちょうどよい分量、タイミングで出てくるのは見事でした。
鎌先温泉 湯主一條のお食事

3.お風呂
宿の規模が小さく、また部屋に露天風呂がついている客室も多いためか、大浴場はいつ行っても混雑することなくゆっくり入れました。肌にしっとりと吸い付くようなお湯に入りながら、大きなモミジの木を眺めて森林浴&月光浴を兼ねた温泉浴が堪能できました。

そして、きめ細かいサービスにも特筆すべきものがありました。

たとえば朝食の時間。大抵の旅館では「何時から何時まで」とか「何時に」と前日までに決められて宿に主導権を握られてしまうものですが、こちらは「明日の朝、お目覚めになられてからご都合のよい時間をお知らせ下さい」とゲスト側に主導権を握らせてくれるところが印象的でした。

朝食後のお布団もゲストの都合に合わせて「上げますか、それともそのままにしておきますか?」と選択肢を与えてもらえるのがありがたかったです。
鎌先温泉 湯主 一條 個室料亭

母も絶賛の素敵な宿でした。また機会を見つけて泊まりたいと思っています。
湯主・一條
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秋保温泉のおいしい宿、「きよ水」
4月の話になるのですが、秋保温泉のホテル「きよ水」に泊まりました。

食事が感動的なお宿でした。

当初はこちらに泊まるつもりはなく、ふと訪れたこちらの立ち寄り湯で受けたマッサージがあまりに気持ちよかったため、急きょ宿泊を決意したのでした。よって当初の目的は「マッサージをもう一回受けてのんびりする」ことだったのですが、それ以上にお食事が予想外においしくて感動しました。

1.味よし
2.盛り付けなどのプレゼンテーションが繊細でよろしい
3.冷たい物は冷たいまま、温かいものは温かいままサーブされるというタイミングよし
の3拍子が揃っていて、今まで旅館の料理が記憶に残ったことってなかったのですが、今回はほんとに感動しました。

お風呂をあがってお部屋に戻ると、青や薄桃色のぼんぼりがほんのりと卓上を照らし、お雛様型のお皿が1対、その周囲には小さくかわいい前菜が並べられていたのにまず感激!
秋保温泉 きよ水 食事

そして前菜を食べ終わる頃にお刺身が竹筒に盛られてやって来ました。見た目もきれいでうまみもたっぷりでした。
秋保温泉 きよ水 刺身

仙台牛のしゃぶしゃぶもお肉がトロトロで最高でした。全体を通して丁寧で上品な味付けで、量もちょうどよくいただけました。

そして朝食。
かわいい盛り付け、上品な薄味、焼き魚はふっくらあったかく、と他の温泉旅館ではなかなか経験できない内容でした。
秋保温泉 きよ水 朝食

以上、食事にとにかく感動したお宿でした。まだオープン10周年ということで館内も新しくきれいですし、温泉もこじんまりとしていて落ち着け、ヒーリングサウナ(岩盤浴のようなもの)も汗がしっかり出て気持ち良かったです。仲居さん曰く、お部屋から眺める秋の紅葉もみじが何度見ても感動するほどきれいだそうです。

私自身、秋保では「緑水亭」と「岩沼屋」にも泊まったことがあり、これらのお宿の方が温泉は広くて充実しているのですが、食事の美味しさを含めたトータルバランスでこちらの「きよ水」が一番気に入りました。

ホテル きよ水
〒982-0241 仙台市太白区秋保町湯元字平倉1番地 TEL:022-397-2555 
http://www.kiyo-mizu.jp/
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